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| 【反抗期】 |
| 著作:のりだーさん |
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めでたく「ピラフ」と命名され,イタズラが三度の飯より楽しくて仕方ない 生後半年の頃. そろそろボクにも“自我”というものが目覚めてきました. お姉ちゃんが言うことも,散歩とかごはんという(好きな)単語くらいは わかるようになりました. 今までは,わからんちんのお子様だったので,お姉ちゃんもガマン していたようですが,だんだん躾というものが厳しくなってきました. 人間と一緒に暮らす以上,お互いにルールが必要だからだそうですが, そこまでは当時のボクには理解できません. とにかく遊びたい盛りのお年頃ですから, 目に付くものを手(口?)当たり次第囓っていました. 犬用のガムやボールなど,囓るべきおもちゃを あっという間に残骸に変えてしまうので,悩んだお姉ちゃんが おもちゃ代わりにくれたのは,なんとラップの芯!(爆) これならいくら壊しても,惜しくはないので一石二鳥. ボクも楽しめて,一粒で二度おいしいというわけです. お姉ちゃんが遊んでくれようものなら,パワー全開で噛みつきます. わからんちんを卒業しかけたばかりの,ボクの辞書には “手(口)加減”という文字はありません. 乳歯だった頃はもっと大変です.永久歯に比べて,細く尖っているので 太めの針で刺されているようなものです. かといって,ボクは尖った歯で噛まれる痛さがどんなものか わからないので,やっぱり手加減なしで,あがあがと 囓って遊んでいたのです. だから,お姉ちゃんの手はおろか足までも 生傷が絶えたことはありませんでした. 悪気がなくてやったことでも,イタズラの度が過ぎるとお姉ちゃんに怒られました. 「囓ってみたいんだもん!」 と逆ギレしたら,もっと怒られました. お姉ちゃんの最大級の怒り方は,必殺雑誌攻撃です. 薄い雑誌で「バーン!!」とボクのお尻を叩くのです. これだと叩かれても大して痛くはないのですが,派手な音がするので 腰が抜けるほどびっくりしてしまいます. 「こらーっ!」と怒りながら,雑誌を持って追いかけてくる お姉ちゃんの恐かったこと! もう少し大きくなってからは,耳を後ろに伏せて, しっぽを垂れ気味にして,上目遣いで壁際をサササと 通りぬけることを覚えました.この姿勢だと反省しているように 見えるらしいのです.子犬諸君,お試しあれ. 大きくなった今では,ここまで怒られることはありませんが 実は,雑誌攻撃よりもっとすごい怒り方があったんです. それは・・・・ まるで犬のお母さんのように, お姉ちゃんがボクの首っ玉に噛みつくんです! 人間にはボクのように尖った犬歯がないので, 痛さは気にならないのですが,首の後ろを噛まれると 本能的に萎縮してしまいます.動物のお母さんは子供達の首っ玉をくわえて 運んだり,怒ったりするので,子供のうちはそこを噛まれると 自然とおとなしくなってしまうのです. こうして怒られる度に,悪い子の自分を棚に上げて 「お姉ちゃんなんか,キライだ〜〜!」 と何度思ったことでしょう. でも忘れっぽいボクは,都合の悪いことはすぐ記憶から抜け落ち, 結局同じことを何度も繰り返してしまうのでした. |
| つづく? |